今日は小鼓について少しお話したいと思います。
小鼓
読み方:こつづみ ※鼓(つづみ)とよく呼ばれていますね♪
皮の素材:馬
胴の素材:桜
調べ:麻 ※紐ではなく、「調べ(しらべ)」と言います。
※麻をオレンジ色に染めるわけですが、紫色に染められたものもあります。
紫色の調べは特別な方のみが使用を許されます。
例えば人間国宝の先生や、お家元などです。
小鼓は皮2枚、胴、そして2本の調べで組み立てられています。
とても素朴な作り故、組み立てる知識・経験がないと良い音が鳴らせません。
又、皮は気候や湿度、温度で状態が変化するため、それを見極める経験が必要になります。
最初はなかなか良い音を出すのが難しいといわれますが💦
我が子を育てるかのような気持ちで打ち込み手入れしてあげると、楽器が育ってくれるという楽しさがあります。
よく聞かれるお値段の方ですが、本革の小鼓は骨董品のようなものなのでピンキリです。
合成のものあるので、初心者の方には合成の小鼓の方が音も出やすいので私はオススメしています。
小鼓はまず手を下におろし、下から振り上げて打ち込みます。
世界中の打楽器の中でも、重力に逆らって下から打ち込むというのは大変珍しい楽器です。
そんな小鼓は古来日本独自の文化の中で生まれた日本を代表する楽器と言っても過言ではないと私は思います。
子供さんからシニアの方まで、一人でも多くの方に是非一度「小鼓」に触れていただきたいです♪
☟こちらInstagramより